2005年4月21日

ゆとり教育

Yahoo!ニュース

大臣が謝罪とはまた思い切りましたね。ゆとり教育に対してのこのような予測、つまり失敗するんじゃないかってのは大分叫ばれていた気がします。にもかかわらず採用した挙句、このような結果ですか。ふざけてますね。今後ゆとり教育世代は前後の世代にコンプレックスを抱くことは間違いないですよ。

2002年ごろからの教育カリキュラムに関することですからオレはもう大学生になってました。ちょうど受験も終わったころこのニュースでしたね。もともとオレは受験教育に対して嫌悪感は抱いてなかったです。学を使う職に就きたいと思ったらどこかでその力を試されるわけで、それが大学受験だったんだなと思ってます。

1コ下は大学受験でゆとりがないので別に関係ないとして、2コ下より下がゆとり教育世代ですかね。2コ下の知人・知り合いを思い返してみると、2つ年が離れている以上になんか言いようのない差を感じます。学力のことなんか知ったこっちゃないと言えばそれまでなんですが、こっちが言っていることが伝わらない、相手が何を主張したいのかわからないってなことがあるような気がします。

勉強ってのは人間としての基礎力になります。読み書きとかもそうですが、それ以前に考え方ややりかたを学ぶんです。ゆとり教育で勉強が出来ない人は「他」で頑張ればいい。じゃあその「他」っていうのはどうやって探すんですか。探し方を学ぶのが学校なんじゃないんですか。

日本の雇用のバランスがどうなっているかはぜんぜん知らないのですが、イメージ的には多くの人がサラリーマンなんじゃないですかね。学のないサラリーマンほど使えないものはない。この3年間の教育上の空白は数十年後にツケがまわってくるんじゃないかと思います。この世代が社会の中心になったときに、日本の競争力が落ちるんじゃないと心配です。

そう考えるとゆとり教育廃止は英断かもしれません。

0 件のコメント: