2007年11月17日

敢えて

クロアチア・サッカーニュース

『故郷に戻るのを待っている間も人生は過ぎていく。私は人生の大部分を「外」で生きてきた。「外」とはどんな意味か? 「世界」に住んでいるということだよ。「世界」---私が自惚れているとか、自分を世界的人間と見なしている、とは解釈しないでくれ。そうじゃない。人生がそうさせるものだ。

あちこちに住むと、最後には「何なのか?」と自問するものだ。自分に最も固く結びついたもの。それは、私が生まれ育ったサラエボの一地区である。それに次ぐ残りが、私が働いた場所であり、プレーした場所だ。いつもそうして私は人生を思い巡らせている。

概して人間は、窮屈な事柄や手に負えない事柄に繋がれることなく、動き回り、人生を生き、それから多くを知るべき生き物だ。故郷はどこか、ルーツはどこかを知るのは素晴らしいことである。一方で、いわゆるコスモポリタンであることも素晴らしい。だから「いつ祖国に戻るのか?」との質問を受けた瞬間、何を考えているか答えることが難しかった。唯一言えるとしたら、戻るかもしれないし、私が生まれた場所で死ぬかもしれない、ということだ。しかし、サラエボで死ぬことと、人生を生きることは同じではないのだよ。

人生で何が起こるかなんて誰が知るものか。とりわけサッカー界で、ここやそこ、もしくは違う土地にどれぐらい留まるか、なんて誰が予想できるのかね。全ては状況次第だ。何をするのか、どこへ行くのかを選ぶ機会がいつでもあるわけではない。時には様々な環境が人々を動かし、思ってもいなかった場所に生きさせられることがある。それがより良い可能性もあれば、より悪い可能性もあるのだよ。マジョルカ島で余生を過ごすことを選べるような人々は少しだけだ。しかし、そこに住んだとしても、それも退屈なものだ。』

敢えて言わせてくれ.

ごたごた言わず,あんたが死ぬならサラエボでだよ.
それもまだまだずっと先.
齢24のヒヨッコだって簡単にわかることさ.

あんたはまだ死んじゃいけない.
生きてくれよ.

でも,
何も言わなくていいから,これからも日本のサッカーときどき見てくれよ.
ほんのときどきしかあんたが納得するプレーはないかもしれないけどさ.
でも,ときどきびっくりするほど美しいこともあるんだよ.
それに対して少しにっこりしてくれるだけでいいからさ.

頼むよじいちゃん.

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