2005年6月20日

ユースとA

中坊コラム - 平山相太 (筑波大学FW)

だ いぶ酷評されてます。確かに起点になりきれなかったのは事実ですから。オランダ戦は確かに高さでは勝ってたと思ったんだけど、後の2試合では全くでした ね。オランダって確か世界一平均身長が高い国(根拠なし)だった気がするから、オランダに高さで勝つことはすごいと思ったわけです。現状のデカイのの実力 とこれからの伸び幅は本人次第としか言えないもんなのでこれから世界レベルまでいくのか、Jレベルにも満たないのかはわからないですね。結構期待してるん だけどなー。190cmはカゼひいてても190cmなんですよね。デカイのはただデカイだけで終わるのか。

んで、ここからが本題。ユース のサッカーとA代表のサッカーに類似性を感じないことは問題ではないか。ユースが将来的にA代表を担っていくのは至極当然な ことだが、A代表になるとまた違うサッカーを覚えなくてはいけないのは非常に非効率ではないだろうか。もっと言ったら、日本サッカーはある程度A代表の サッカーが確立された上で、小学生やら中学生に対する指導もA代表を基にしたもので進めるべきではないだろうか。

ここで現れる重大な問題 は、監督の人物に関わらず、日本のサッカーというものが確立されていないことである。3年前ジーコが就任した時に日本のサッカーと いうものの確立というのが命題の一つだと考えている評論家も少なくなかった。2002年のトルシエは、トルシエサッカーに終始したことからもそういった論 調が出ていた。

コンフェデのメキシコ、ギリシャ、ブラジルは監督が誰であろうがどんな時代であろうが、それぞれの国の哲学を前面に押し出 したサッカーを展開してくる。そ れがうらやましい。フランスはそれが今ひとつ確立できていない気がする。だから時々苦戦する。韓国は確立しつつある。だからアジアで強い。

抽象論に終始したまま終えるが、ユースとコンフェデを見比べながら観ることができるのは非常に幸運である。結果を残した上で、なんとか明るい未来を感じるようなサッカーを展開してほしいもんだ。

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